Vidu Q4 Preview
機能と料金を確認し、最初の試用で確かめることを整理します。
Vidu Q4 Previewは、Viduの次世代フラッグシップ動画モデルのプレビュー版です。公式更新履歴には2026年10月7日付で掲載されています。 APIでは画像からの動画生成と参照素材を使った動画生成、音声生成、3〜16秒の動画、最大4Kの出力が文書化されています。リクエストのモデルIDは viduq4-preview です。
判断したいのは、参照素材やカメラの指示を使って、必要なカットを妥当な費用で作れるかどうかです。Viduは更新情報で人物の演技、動き、視覚効果、映画的なカメラ表現を強調しています。試用の着眼点にはなりますが、生成成功率を実測した証拠ではありません。
確認日:2026年10月9日。 本記事はViduの公式文書に基づく解説です。リンク先は英語です。Q4 Previewの生成ベンチマークは実施していません。以下のカット構成は独自のテスト案で、費用例は公開API料金からの計算です。
プロンプトを書く前に入力方式を選ぶ
画像からの動画生成と参照素材からの動画生成では、素材の役割が異なります。
| 項目 | Q4 Previewの仕様 |
|---|---|
| 画像から動画生成 | 1枚を開始フレームに使用。POST /ent/v2/img2video |
| 参照素材から動画生成 | 1〜15枚で被写体や場面を指定。POST /ent/v2/reference2video |
| 声の参照 | 参照方式ではMP3を0〜3本、各3〜12秒 |
| 動画の長さ | 両エンドポイントとも3〜16秒 |
| 出力解像度 | 540p、720p、1080p、2K、4K |
| 生成音声 | audio: true はせりふや効果音を含む音声付き動画、audio: false は無音動画 |
| 参照方式の縦横比 | 1:1、9:16、16:9、3:4、4:3 |
冒頭の構図が決まっているなら、画像からの生成が出発点になります。複数の素材で方向性を示すなら参照方式を選びます。人物、服、商品、場所など、各素材の役割を分けると、互いに矛盾する画像で指示が曖昧になるのを避けやすくなります。
注意点は二つあります。モデル一覧は1〜16秒と記載していますが、エンドポイント仕様と料金表は 3〜16秒です。リクエストではエンドポイントの範囲を使ってください。また、確認したQ4 Previewの文書には、テキストのみの生成、開始・終了フレーム専用モード、動画の参照入力は記載されていません。Viduの別ツールの機能を流用できるとは限りません。参照方式では、被写体ライブラリの呼び出しも現時点で非対応とされています。
判定しやすい10秒のカットから試す
最初の試用では、少数の要件を切り分けます。例えば、青いコートを着て赤いノートを持つ人物の鮮明な画像を用意します。声の参照を含め、アップロードする権利のある素材を使ってください。対応する10秒設定で、次の展開を指示します。
- 0〜3秒: 駅の窓辺のミディアムショット。人物が外の何かに気づき、立ち止まる。
- 3〜7秒: 人物が振り向く間にカメラがゆっくり近づく。顔、青いコート、赤いノートを維持する。
- 7〜10秒: 表情を捉えたまま、驚きから小さな笑顔へ移る。別の人物や画面上の文字は加えない。
- 音: 静かな駅の環境音と衣擦れ。最初の試行では音楽とせりふを入れない。
これはテスト用プロンプトの提案で、生成済みの作例ではありません。振り向いた後も同じ人物・物体に見えるか、カメラの動きが連続しているか、指定したタイミングで感情が変わるかを確認します。その後、視覚的な条件を変えずに短いせりふを加え、リップシンクを別に評価します。
成功した生成結果はすべて、人物・物体の一貫性、動作、カメラ、音、納品画質という同じ基準で見ます。設定と不採用テイクも記録してください。人物を描く場面では、冒頭が美しくても途中で顔が変われば使えません。
公式API料金と採用できる動画の費用
ViduのAPI料金表では、1クレジット=0.03125人民元です。Q4 Previewの画像方式と参照方式には同じ単価が適用されます。
| 解像度 | 1秒あたりのクレジット | 10秒の料金(人民元) |
|---|---|---|
| 540p | 9 | 2.8125 |
| 720p | 19 | 5.9375 |
| 1080p | 24 | 7.50 |
| 2K | 38 | 11.875 |
| 4K | 78 | 24.375 |
計算式: 動画の費用=秒数×1秒あたりのクレジット×0.03125人民元。これは公開API料金で、Web版の契約、導入キャンペーン、OmniaKeyの見積もりとは条件が異なります。円換算はしていません。まとめて生成する前に、アカウントに適用される料金と追加サービスを確認してください。
Viduは、コンテンツ審査による失敗を含め、生成に失敗した動画ではクレジットを消費しないと説明しています。一方、生成は完了しても演出上の理由で不採用になる動画は別です。仮に10秒・1080pの動画を10本正常に生成すると、基本料金は75人民元です。4本を採用できたなら、採用1本あたり18.75人民元となります。4本という採用数は仮定で、Q4の実測成功率ではありません。編集時間も別途必要です。
まず低めの解像度で動きと構図を固め、その後で納品解像度を評価することを勧めます。先の試行が良くても、次の生成で全ての細部が保たれる保証はないため、最終結果を再確認します。
Vidu公式APIへの最小リクエスト
以下は画像からの動画生成の公式文書に沿った例です。Vidu発行のAPIキーが必要です。画像URLをアクセス可能な素材のURLに置き換えてください。再現しやすいよう、コード内の英語プロンプトは各言語版で統一しています。
curl --request POST 'https://api.vidu.com/ent/v2/img2video' \
--header "Authorization: Token ${VIDU_API_KEY}" \
--header 'Content-Type: application/json' \
--data '{
"model": "viduq4-preview",
"images": ["https://example.com/reference.jpg"],
"prompt": "Slow camera push-in; the subject turns toward the window.",
"is_rec": false,
"duration": 5,
"resolution": "720p",
"audio": true
}'
自分のプロンプトを試すときは is_rec: false を設定します。文書上の既定値はtrueで、システムが推薦したプロンプトを使います。既定値のままでは、評価している指示そのものが変わる可能性があります。
返された task_id を保存し、GET /ent/v2/tasks/{id}/creations で state が success または failed になるまで確認します。ポーリングには期限を設けてください。画像方式の文書はこの照会に Authorization: Token を指定しますが、参照方式の照会例には現在 Authorization: Bearer とあります。両方式で共通化する前に、この違いをViduへ確認してください。本例は文書に照合したもので、課金されるAPIでは実行していません。
生成物のURLは文書上 24時間で期限切れになります。恒久的な素材URLとして保存するのではなく、生成後に自分のストレージへダウンロードしてください。
どのような制作で試す価値があるか
同じ人物の再現、複数の参照画像、音とカメラの連動が重要な短い場面なら、試用候補になります。これは評価対象を選ぶ基準であり、実証済みの品質優位性ではありません。文字のみの入力や厳密な終了フレームが必要なら、そのAPIモードが明記されたモデルを探すところから始めます。
候補を広げるには動画APIモデルの比較を参照してください。OmniaKeyに組み込む場合は、利用可能な動画モデルと現在の料金で正確なモデルIDと提供元の仕様を確認します。上記のVidu例はVidu自身のエンドポイントと認証情報を使います。
よくある質問
Vidu Q4 PreviewはQ4の正式版ですか?
公式更新情報とAPI文書はこの版をPreviewとしています。将来の正式版も同じ仕様になると仮定せず、現在の識別子と制限に従ってください。
4K対応なら制作にそのまま使えますか?
そうとは限りません。4Kは文書化された出力設定です。顔の一貫性、文字の正確さ、動作、せりふの同期まで保証するものではないため、完成動画で確認が必要です。
共通の無料枠やキャンペーンAPI単価はありますか?
今回確認したAPI資料は上記のクレジット料金を採用しています。Webプランや期間限定の特典には別の条件があります。比較前に、対象の特典、解像度、アカウントの適用条件を確認してください。