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Muse Wonderの選び方

利用できるモデルと料金を確認してからAPIを試しましょう。

読了目安 8分OmniaKey
Muse WonderMuse Wonder FullAPI料金Muse CodeMeta

Muse Wonderは、Metaが2026年10月12日に発表した、コーディングと長時間のAIエージェント作業向けのモデル群です。 Muse WonderはMeta Model APIでプレビュー提供中です。より高性能なMuse Wonder Fullは、対象のMuse Codeサブスクリプションで利用できます。

アプリに組み込むなら、公式モデルID muse-wonder-1.0 が出発点です。直接APIの料金は100万トークンあたり入力$4、キャッシュ入力$0.20、出力$20。確認時点ではFullの従量課金APIはありません。Wonderの推論強度を max にしてもFullには切り替わりません。

2026年10月14日にMetaの発表・開発者文書とArtificial Analysisの独立評価を確認しました。資料に基づく解説であり、有料推論やベンチマークの再現は行っていません。以下は公式API文書に沿った例で、OmniaKeyでの提供開始を意味しません。

Muse WonderとFullはどう違う?

項目Muse WonderMuse Wonder Full
直接APIプレビュー、Standardモードのみ従量課金では提供なし
Muse Code従量課金または全サブスクリプションPower UsageまたはMaximum Usage
公開料金100万トークンあたり入力$4 / キャッシュ$0.20 / 出力$20対象プランは月額$50または$200
コンテキスト1M、API文書では1,048,576トークンモデルページでは1M
最初に検討する用途自作アプリ、エージェント、開発ワークフローMuse Code内で最上位モデルを評価

これはMetaの提供条件です。地域やアカウントによる利用資格は別途確認が必要です。モデルページに表示された価格と、購入画面の最終価格・特典を確認してください。プランには利用上限があります。

Muse Wonderはモデル、Muse Codeはターミナルの開発エージェント、Museは個人向けエージェントアプリです。 Metaはアプリへの導入を今後進め、購読者から提供すると説明しています。APIの公開だけで、自分のアプリがWonderを使っているとは判断できません。アプリ、招待とプライバシーは既存のMuse Agentレビューで扱っています。

Muse Sparkから何が変わった?

MetaはWonderを、複数ファイルの変更、ツール利用、コンピューター操作、失敗からの復帰を含む難しい長期タスク向けに位置付けています。入力はテキスト、画像、動画、音声、PDFで、出力はテキストです。画像や動画の理解と生成は別の機能です。

公式研究記事は次の能力を強調しています。

  • Active Memory:会話をまたいで重要な情報を保持し、今の作業に必要な情報を取り出す能力。
  • Active Focus:別の方法を試し、障害から復帰し、重要な操作前にユーザーに確認しながら目標を追う能力。

これらは学習された能力の説明です。APIを一度呼び出すだけで、連携アカウントと永続記憶を備えた個人エージェントが完成するわけではありません。アプリ側で文脈、状態、許可したツールの実行を管理します。1Mコンテキストはリクエストに収まる情報量で、記憶の保持期間ではありません。

Metaは難しいエージェント作業にはWonder、大量処理や速度・費用を重視する作業にはSparkを推奨しています。評価の切り分けには使えますが、この記事で速度を実測した結果ではありません。

独立評価:Sparkより高性能だが、タスク費用も上がる

Artificial Analysisの10月12日の評価では、以下のモデルをすべてmax推論強度で比較しています。Intelligence Indexはv4.3です。

独立評価の指標Muse Spark 1.3Muse WonderMuse Wonder Full
Intelligence Index485256
Terminal-Bench 4.033%52%57%
Indexのタスクあたり推定費用$1.60$4.52トークン単価なし

エージェント作業での改善は有力ですが、この評価でWonderの推定費用はSparkの約2.8倍です。Fullの高いスコアを、通常のAPIモデルのスコアとして扱うこともできません。

$4.52は特定の評価条件での推定であり、開発依頼1件や本番タスクの定額料金ではありません。モデル、推論強度、ツール環境、キャッシュ、再試行とタスク構成で変わります。OmniaKeyの実作業での遅延や成功率は測定していません。

API料金:キャッシュと推論トークンの計算

Metaの直接API料金です。Standardモード、単位は米ドル/100万トークン。

トークンの種類Muse WonderMuse Spark
非キャッシュ入力$4.00$1.25
キャッシュ入力$0.20$0.15
出力$20.00$4.25

長いコンテキストへの追加料金はありません。Web検索はトークン料金に加えて1,000クエリあたり$2.50です。WonderのAPIにはContributorモードはありません。

Responses APIでは usage.input_tokens が入力合計、usage.input_tokens_details.cached_tokens がキャッシュ分です。キャッシュ分は入力合計の内数なので、非キャッシュ料金を掛ける前に引きます。推論トークンも課金対象の出力に含まれ、画面に見える回答だけで予算を計算できません。

text
USD = ((total_input - cached_input) × 4
       + cached_input × 0.20
       + billable_output × 20) / 1,000,000

入力100,000トークン、課金出力10,000トークンなら、キャッシュなしで$0.60です。入力の90,000トークンがキャッシュにヒットすると$0.258になります。Web検索10クエリは、どちらにも$0.025を追加します。

仮定した使用量の計算例で、実測ではありません。プレフィックスが一致すれば自動でキャッシュを利用しますが、ヒットは保証されません。複数回呼ぶエージェントでは再試行と推論も合算し、合格した成果1件の費用で比較してください。

Muse Wonder APIの使い方

公式開発者コンソールでMeta Model APIの認証情報を作り、ローカル環境変数 MODEL_API_KEY に設定します。公式概要で説明されるResponses APIを使う例です。

bash
curl --fail-with-body --silent --show-error \
  https://api.meta.ai/v1/responses \
  -H "Authorization: Bearer $MODEL_API_KEY" \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -d '{
    "model": "muse-wonder-1.0",
    "reasoning": {"effort": "high"},
    "max_output_tokens": 4096,
    "input": "Outline a SQLAlchemy 1.4 to 2.0 migration. List breaking changes, a safe order of work, and tests to run."
  }'

これはMetaへの直接リクエストで、Metaの認証情報が必要です。例はSQLAlchemy移行の変更点とテストを尋ねています。出力上限には推論も含まれるため、状態と使用量を確認します。Chat CompletionsとMessagesもありますが、Responsesの reasoning.effort とChat Completionsの reasoning_effort など、形式は異なります。

失敗したらURL、認証情報、モデルID、アカウントの権限を確認してください。FullのAPI名を推測したり、Wonderに -contributor を付けたりしないでください。Muse Codeの契約は一般のAPIキーに使える前払い枠や無制限利用を与えません。

FullのためにMuse Codeを契約する価値は?

Metaの最上位コーディングモデルをMuse Code内で使いたいなら、Fullの評価は合理的です。Power Usageは月額$50、Maximum Usageは月額$200と掲載されています。他のクライアントへ移せるAPI枠ではありません。

契約文書では、特典は初期設定で接続したMuse Code用認証情報にのみ適用され、追加APIキーは従量課金です。契約はContributorモードが初期設定で有効になり、利用内容を将来のMetaモデルの学習に使う代わりに利用枠が増えます。設定で無効にできます。WonderのStandard APIでは内容を学習に使わないと説明されています。

購入や移行前に、同じリポジトリ、指示、ツール、受け入れテストで既存の構成と比較しましょう。完了、レビュー時間、再試行、経過時間と課金量を記録すれば、順位よりも自分の仕事に合うか判断しやすくなります。

よくある質問

オープンソースですか?ダウンロードできますか?

確認した公式資料にはホスト型APIとMuse Codeがあり、Wonderの重みや自己ホスト用ライセンスはありません。MetaのLlamaの実績から推測しないでください。公開重みのMuse Glimmerは別のモデルです。

無料で利用できますか?

公開APIは従量課金、Fullは対象の有料プランです。全員に適用される無料枠は確認していません。Museアプリの無料ダウンロードや過去の紹介特典はWonder APIの無料枠を意味しません。

maxにするとFullになりますか?

いいえ。Metaは推論強度とモデルを明確に分けています。muse-wonder-1.0 は max でもWonderです。

OmniaKeyから使えますか?

10月14日に確認したOmniaKeyのカタログにはWonderの項目がありませんでした。現在のモデル一覧と料金表で対応状況を確認してください。上の例はOmniaKeyのエンドポイントや見積もりではありません。

最初はどれを選べばよいですか?

アプリ連携にはWonder API、難しいリポジトリ作業にはMuse CodeのFullを評価し、簡単な大量処理には安価なSparkを比較対象に残します。実際の成果とアクセス条件で決めてください。

参照資料

参照資料は英語です。料金と提供状況の確認日は2026年10月14日です。購入前に最新文書とアカウント条件を確認してください。